吉田 絵里子(Yoshida Eriko)
「トライアングルほめ日記」に取り組んで10年。 私自身、子ども達に対して“ほめる視点”でかかわることで小さな進歩や当たり前のことができる素晴らしさに気づくことができるようになりました。子どもの良いところも、そうでないところも、まるごと受け入れることができるようにもなりました。頭で分かるのではなく、ストンと実感できるのです。
このことは私だけでなく、保護者の方も同様に、子どもに対する見方が変わります。「トライアングルほめ日記」を始める前と後では、子どもとの関係も保護者との関係も段違いに良くなりました。低学年をもっているせいもあるかもしれませんが、子ども達が「先生!」と懐に飛び込んでくるぐらい慕ってくれるようになりました。 それは、学年が上がっても校内で会うと嬉しそうな表情をみせてくれて、私もほっと心和むときです。
子ども達同士も助け合うことや、よいところをお互いに見つけ合うことができ、のびのびとしています。進んでお手伝いをしてくれたり、いいことをしている友達に「これは、『ほめ日記』だね~」と言っていたりと、生活の中で子ども達にもほめる視点が根づいていることを感じます。
保護者とも良好な関係で、「ほめて育てる」という、私のスタンスを理解してくれるようになりました。「先生が担任で良かった」と、年度末にお礼を言われることも多くあります。ですから、どのクラスをもっても、私は必ず「トライアングルほめ日記」の実践をしています。 また、学級経営に困っている先生には、「トライアングルほめ日記」を勧めて、喜ばれています。
現在本校では、2年生全学級と3年生の1クラスが取り組んでいます。さらに学校全体で取り組むことができるように頑張っています。
「トライアングルほめ日記」を、全国の学校で取り組むようになれば、子どもたちの問題行動が激減!?すること間違いなし!クラスが落ち着き、笑顔溢れる学校になります!
一緒にやりましょう!
<吉田絵理子プロフィール>
2004年から東京都公立小学校勤務。
2005年から児童の自己尊重感を育てる取り組みを行っている。
現在、世田谷区立小学校勤務
手塚 千砂子(Tezuka Chisako)
「トライアングルほめ日記」に関心をもっていただき、ありがとうございます。
「トライアングルほめ日記」とは、子どもと教師、保護者の 3者がかかわるワークで、ひと言では説明できないほど、3者ともに たくさんの嬉しい“実り”を得て頂けるものです。
しかも、やり方はとてもシンプル! 少しの時間を、先生と保護者にとっていただくことで、子どもの自己尊重感、命へのやさしいまなざし、感謝の心、友情、勇気等々を 引き出し、育てることができます。同時に、先生方も保護者も、それぞれに“自身の新たな発見”や喜びを、味わっていただくことができるものです。
また、さらに広い視野でみると、「トライアングルほめ日記」は、クラス経営や、子どもの内面の成長に役立つのみならず、学校全体、地域全体、ひいては社会全体にもプラスの影響をもたらすだけのパワーと可能性を秘めているワークだと私は信じています。
このたび、長く活動してきた吉田絵理子共同代表と、他の二人の先生方と共に、本を出版したことを機に、今まで以上に「トライアングルほめ日記」を全国の小学校に広めることに、力を注いでいきたいと思っています。ぜひ、「クラスが変わる、子ども・教師・保護者のトライアングルほめ日記」をお読みいただき、実践されて“喜び”を味わって頂きたい、そして周りの先生方にもお伝え頂きたいと、心から願っています。
<手塚千砂子:「ほめ日記」開発、創始者>
・手塚千砂子 オフィシャルブログ
・HP「ほめ日記研究所」
・メルマガ「自分を味方にする法則」
大貫 政江(Onuki Masae)
小学校の先生方、毎日お疲れさまです。
私は、2018年3月まで小学校で働いていた元教員です。先生方の今日の疲れが吹き飛び、明日の子どもたちの笑顔が楽しみでならない――と思えるようにと願い、「トライアングルほめ日記」の実践を提案させていただきます。
「トライアングルほめ日記」に取り組んでいると、今まで気づかなかった子ども達の良さがジャンジャン目に飛び込んでくるから、不思議です。学期末の通知表の所見に書く材料もバッチリ手に入ります。本書は、始め方、手順、気をつけること、子どもたちの『ほめ日記』、保護者の感想などをふんだんに盛り込み、どなたでもすぐに「トライアングルほめ日記」を始められるように解説した本です。
子どもも、保護者も、先生も必ず元気に、そして仲良くなれる本です。
是非是非、手にとって読んでみてください。そして実践していただきたいと思います。
<プロフィール>
1979年、栃木県立小学校勤務
1988年、東京都公立小学校勤務
2000年、次男陵平13歳で自死。生き方について深く思索するようになる
2002年、手塚千砂子氏のサポートを受け、「ほめ日記」を書き始める
2007年、小学校で「トライアングルほめ日記」を始める
2017年、定年退職
板橋区立成増生涯学習センター勤務後、現在は彩の国子ども・若者支援ネットワーク勤務。「『トライアングルほめ日記』を全国の小学校に広げる会」メンバー
「次男の自死と母である私の生き方について」、どなたかにお役に立てるなら、集まりなどで話をしたいと考えている。
福井 裕子(Fukui Yuko)
「ほめ日記」と出会って、まず私自身が書き、それから担任のクラスの子ども達と「トライアングルほめ日記」の実践を重ね、次に学年全体でも実践してきました。
最初は、手探りで「ほめコメント」を書いていましたが、子ども達が書く「ほめ日記」を読んでいると、自然と笑顔になって、コメントが楽しく書けるようになってきました。
(本書には「ほめコメント」のリストが載っています。)
「ほめ日記」のすごいところは、子ども達が生き生きしてくるところです。自分の良いところ、友達の頑張っているところ、クラスの良いところをどんどん見つけて「ほめ日記」に書けるようになります。
それをクラスみんなで共有することで、温かいクラスになります。命があることの喜び、当たり前と思っていたことへの感謝の気持ちが芽生えます。仲間と共に助け合って、辛いときに励まし合えるクラスを作ることができます。
この素晴らしい取り組みを、日本全国に広めて「自分には良いところがたくさんある!自分が大好き!友達も大好き!」と胸を張って言える子どもを、一人でも多く育てていきたいです!
多くの先生方に お読みいただきたいと思います。
<プロフィール>
2006年から大阪府東大阪市で公立小学校に4年間勤務。
2010年から東京都品川区公立小学校に7年間勤務。
現在、世田谷区公立小学校勤務
「『トライアングルほめ日記』を全国の小学校に広げる会」メンバー