研究会の報告

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2024.10.6「トライアングルほめ日記を全国の小学校に広める会」第22回研究会

  • 開催日:2024年10月6日(日)
  • 時 間:14:00~16:00
  • 内 容:「トライアングルほめ日記」の実践報告と意見交換

今回は、10名の先生方が参加してくださいました。東京、埼玉、大阪、三重、和歌山、鹿児島からの参加で、特別支援の担任の先生や、中学校の先生、トライアングルほめ日記を広める活動をしている先生も参加してくださいました。2時間があっという間に感じる、内容の濃い研究会でした。終わってからいつも「明日からも頑張ろう!」という温かい気持ちにさせてもらえる、素晴らしい時間になりました。

実践報告①トライアングルほめ日記を実践した成果

例1:不安感が強く、母子分離の難しい子→1学期の個人面談で、家庭でも「ほめ日記」をするようにすすめたところ、2学期からは困ったときに担任に自分の気持ちを言えるようになったり、母親への依存が少なくなり、気持ちの切り替えも早くなった。クラスでも、トライアングルほめ日記を実施していることも、成長につながっている。

例2:子ども達が「ほめるところなんて何もないよ~!」となった時に「当たり前のことをほめよう選手権」というものを実践した。子どもが言うことに対して「もっともっと当たり前のことあるよ!」と言うと「息ができる」と答えられるようになった。ほめることへのハードルを下げる。当たり前は実はとてもありがたいと気付けるようになる。当たり前をほめ続けていると、自分の命の素晴らしさに気付く。

例3:通級指導でのほめほめタイム→授業の最後の5分ほどで、プリントに3項目、自分のほめるところを書く。それを教員も同じタイミングで書いて、お互い読み合って拍手をする。ほめ日記を音読することは、心が落ち着き、効果も倍になる。

◎「ほめ日記」創始者、手塚千砂子先生より

「ほめ日記」とは潜在意識、脳細胞に作用するメソッド。頭で考えて理屈で説明できるものではない。「自分の命は素晴らしい」ということを、生まれながらにして誰もが知っている。宇宙の真理である。しかし生育状況で少しずつ自己否定が強くなってしまうことが多い。脳科学者、村上和雄は「人は10%の遺伝子だけを使って生きている」と述べている。「ほめ日記」を書き続けていくと、残りの眠った遺伝子が活用できるようになる。前頭前野が活性化し、幸せホルモンのセロトニン、ドーパミン、オキシトシンなどが分泌され、心と体がプラスに変化する。変化すると、「自分の命は尊い」ということがにじみ出る。60兆の細胞がそのことを知っている。自分自身で「ほめ日記」を書いた先生は、ほめるところが見つかりにくい子でも、スッとその子のいいところを見付けられるようになった。豊かにほめ言葉を使うことで、自分の脳が変わる。

参加者の感想

Yさん・・・大人が当たり前をほめる。そうすると子どもも当たり前のことをどんどんほめられるようになる。とにかく楽しみながらやるということが、心に残りました。

Oさん・・・「生徒の命も尊いと思ってくる。それは理屈じゃない、自然になる」というお話が一番心に残りました。「ほめ日記」も「トライアングルほめ日記」もアイテム(メソッド)であり、実はもっともっと深い思想、価値観、人生観のような気がします。

Iさん・・・「ほめ日記」という一つのツールを使って、日常に起こる一つ一つの出来事をどのように捉えていけるかという、心の使い方を学べる、すごくいいアクションなんだなということを改めて知ることができました。

Yさん・・・いつもは憂鬱な月曜日の朝も、昨日の学びから子ども達とどんな取り組みができるかと考えると、元気にスタートできそうです。

Iさん・・・ほめるという感覚や、ほめるポイントへの気付き、それによってほめられた相手の受け取り方や刺さり方、そして自分の見方や捉え方の変容。さらには、潜在意識までを書き換えられ、そこから再び目に見える変化や成長が、やっぱりとても興味深くて面白いです。

Kさん・・・特別支援学級在籍の子たちのより良い成長のために、頑張っているはずなのに、教師の何気ない発言によって成長を阻害していることもきっとあるだろうと反省させられました。

2024.7.28「トライアングルほめ日記を全国の小学校に広める会」第21回研究会

  • 開催日:2024年7月28日(日)
  • 時 間:14:00~16:00
  • 内 容:「トライアングルほめ日記」の実践報告と意見交換

今回は、12名の先生方が参加してくださいました。東京、埼玉、栃木、大阪、鹿児島、福岡からの参加で、保育士さんや、栄養士さん、中学校の先生も参加してくださいました。様々な職種においても、ほめることは大切だという話が出ました。

実践報告①トライアングルほめ日記を実践した成果

例1:小学校1年生で、落ち着きがなく、1学期の間自分の席に座ることができない子→担任がトライアングルほめ日記をクラスで開始。母親も夏休み中にほめ日記に、その子のいいところを1日1つ書いた→落ち着いて授業が受けられるようになった。

例2:授業中、奇声を発する子、嫌なことがあるとプリントに「死ね」と書いたり、鉛筆を折る子、テストの点数が100点じゃないと壁を蹴り「ぼくは死んだ方がいいんだ」と自暴自棄になる子→トライアングルほめ日記をクラスで取り組み、保護者からのほめコメントによって、自分の良さに気付き、気持ちも安定し、落ち着いて学校生活を送れるようになった。

実践報告②教師本人が「ほめ日記」を書いて、思考や行動が変化

例1:授業がうまく進まず、よく落ち込んでいた→準備不足は反省するが、子ども自身の問題はサクッと切り替えて、落ち込まなくなった。

例2:生徒を上から見なくなった。「私の命も、彼らの命も大切。生徒から教えてもらうこともある」と考えられるようになった。

例3:職場の人間関係で、今まで悩んでいたが、「ほめ日記」を書くことで自分の軸ができ、「この人の問題であって、私とは関係ない」と割り切って考えられるようになった。

◎「ほめ日記」創始者、手塚千砂子先生より

自分を否定して、心を攻撃しても、自分の良いところは出てこない。「ほめ日記」を書くことで、気持ちの切り替えが早くなる。嫌なことに引きずられることがなくなる。「ほめ日記」を義務感でやらない!自分の新発見に気付き、面白がってやることよい。トライアングルほめ日記は、子ども、保護者、教員の三者が一度に良くなり、未来へつながっていく、素晴らしい取組みである。

参加者の感想

Aさん・・・普段から生徒をほめていると思っていたが、全然足りていないことに気付いた。まずは自分をほめようと書き始めました。すると「案外頑張ってるじゃん自分!」という気付きがありました。学校でも早速実践します。エネルギーとアイデア溢れる研究会に参加できて良かったです。

Hさん・・・研究会の雰囲気がほめパワーに満ち溢れていて、リモートだけど元気をたくさんもらえた2時間でした。手塚先生が「変化していく自分をおもしろがるといい」と言われていて、「最近はほめ日記書けてないな、書かなきゃ」という考え方になっていたことに気が付きました。楽しみながら、生活の中に「ほめ」を見つけてほめ日記を書いている自分をほめて、続けていこうと思います。

Yさん・・・時々ネガティブな感情でモヤモヤしてしまう自分。また、誰かを責めたり。そんな自分が嫌になることがあります。変わりたいと思っても、長続きせずに諦めていましたが、ほめ日記を書くことでマイナスな感情ともうまく付き合っていき、自分の良い所にも目を向けられるようになりたいです。ほめ日記と、研究会の皆様との出会いに感謝!本当にありがとうごさいました。

2024.4.21「トライアングルほめ日記を全国の小学校に広める会」第20回研究会

  • 開催日:2024年4月21日(日)
  • 時 間:14:00~16:00
  • 内 容:「トライアングルほめ日記」の実践報告と意見交換

今回は、8名の先生方が参加してくださいました。東京、大阪、鹿児島からの参加で、教員を目指す大学生の参加者もいました。また小学校や中学校では、どのような取り組ませ方の違いがあるかも話題になりました。

実践報告①トライアングルほめ日記をやって良かったこと

例1:国語の「学校自慢」という単元で、「ほめ日記について自慢したい!」というグループがあった。子ども達がほめ日記の良さをしっかり実感している。

例2:自分の成長が自分で感じられる。「おとなしかった自分の性格が明るくなった」「苦手な発表ができるようになった」「当たり前はすごいことに気付けた」

例3:特別支援を必要とする児童の問題行動が減った。落ち着いて過ごせるようになった。

例4:保護者がほめ日記に、我が子へほめコメントを書くようになって「今まで理想の子ども像を押し付けていたから、毎日怒ってばっかりだったと気付いた」と言っていた。子どもが変われば、保護者も変わるということを実感した。

実践報告②知的の支援学級の担任をしていたとき、教室にほめ言葉リストを掲示していた。そうすることで、子ども達はほめ言葉を普段から目にするので、ほめ日記でも自分を振り返って書くことができた。

◎ほめ日記創始者、手塚千砂子先生より

日本は「けなす文化」です。当たり前のように。自分をけなし、家族をけなし、謙遜文化です。ダメ出しをすれば強く育つと思っているが、それで幸せになったのでしょうか。承認欲求は誰にでもある。でも、謙遜文化、ほめ合う文化が日本にはないから、承認欲求が満たされていない人が多い。じゃあ、自分で自分を承認すれば(ほめれば)いい!自分で自分をほめたら甘えになる、弱くなると言う人もいますが、その逆!「自分で自分をほめれば、自分軸ができて自分が強くなる!」ほめる=自慢ではない!追い込めば強くなるというのは、大昔の考え方。生命は皆、尊い、否定されてはダメ!必要があって、価値があってこの世界に生まれてきた。全てのことに意味がある。

「あなたの命は尊いのよ」と言って育てる。日本はダメ出しが教育だと思っている。自己否定の回路が太い。自己否定しても何も生まれない。自分の内側は無限大!ほめ日記を書いただけ効果が上がる!脳が変わるから、考え方もプラス思考になる。

参加者の感想

Iさん・・・保護者として考えると、学校からの連絡は不安になったり、子どもにきつく当たってしまうこともあった。連絡事項とほめることも合わせて伝えるといいなと気付いた。また、自分が今マイナス思考になっていることに気付き、「ほめ日記」を書いて、改めてプラス思考の回路を育んでいこうと決心した。

2024.1.28「トライアングルほめ日記を全国の小学校に広める会」第19回研究会

  • 開催日:2024年1月28日(日)
  • 時 間:14:00~16:00
  • 内 容:「トライアングルほめ日記」の実践報告と意見交換

今回は、10名の先生方が参加してくださいました。鹿児島、奈良、東京の先生方と実践の報告ができました。鹿児島では、去年1年間でで22回も講演会を行い、トライアングルほめ日記を広めている元教員の方もいらっしゃいました。小学校、中学校、保護者向けなど、様々な形で講演会を実施していました。また、大阪市の小学校に職員向けの研修を実施している先生もいました。改めて全国に広がっているなと感じました。

実践報告①今までは喋っている子どもを注意することが多かったですが、ほめ日記を始めて、黙って話を聞けている子どもをほめることが増えました。そのおかげで、クラス全体も静かに話を聞こうという雰囲気になってきました。

実践報告②鹿児島県錦江町立の小学校で、養護教諭と全校児童がほめ日記に取り組みました。また、鹿屋市の小学校では、1~3年と4~6年の児童に向けてほめ日記について講演をしてきました。子どもの感想で「ほめ日記を書くと才能やセンスが上がると思った。」「自分をほめると人生が変わる。自分が好きだと言いたい。」という感想が上がりました。

実践報告③特別支援教室でも、ほめ日記を書かせています。何をほめていいか分からないという子どもには、教員がその子のことをほめると良い。その言葉や文章をそのまま日記に書いて、声に出して読むととても嬉しそうにしていました。

実践報告④トライアングルほめ日記の導入は、授業観察か、学校公開にしています。ノートの半分のサイズを使うことで、負担なく書きやすいそうです。ほめ日記を書くことで、苦手なことに挑戦してみようという子が増えました。

参加者の感想は

Aさん・・・子ども達と先生方の幸せになるのだから、やらないと損だなと思いました。日本の幸せを作るために、もっと伝える側の熱量を上げてほめ日記講座をしていこうと思いました。

Tさん・・・ほめ日記が日本の学校だけでなく、社会全体に広まれば安心して過ごせるようになると思いました。日本全体が自分をほめることで、心のケアやメンテナンスができると思います。

Oさん・・・素晴らしい実践の数々に圧倒されました。「うまくいかないことに一喜一憂しない。いつかほめ日記のことを思い出して広めている」という言葉が印象的でした。

2023.11.5「トライアングルほめ日記を全国の小学校に広める会」第18回研究会

  • 開催日:2023年11月5日(日)
  • 時 間:14:00~16:00
  • 内 容:「トライアングルほめ日記」の実践報告と、意見交換

今回は、7名の先生方が参加してくださいました。皆さん、トライアングルほめ日記を実践している先生方ばかりだったので、それぞれの活用方法や、子どもの変容などを具体的に話し合いました。

実践例①トライアングルほめ日記を書く最初に「私の命は大切」と書かせてから始めている。そうすることで、子どもが自然と「自分の体、ありがとう」「心臓さんありがとう」と書く子が増えてくる。そして「みんな一生懸命生きているんだな」とどの人も愛おしく思えるようになってくる。

実践例②トライアングルほめ日記に、なりたい自分を書く。「こんな風になりたい」と何度も書くことで、脳にインプットされ、夢に向けて進んでいける子に育つ。

実践例③トライアングルほめ日記を書く日にちと時間を、教室に掲示している。中休みの後と決めていると、校庭から帰ってきた子ども達から、担任に言われなくてもほめ日記を書けるようになった。

参加者の感想は

Yさん・・・研究会に参加してこれから生かしていきたいと思ったこと

1、ほめ日記を書く時間を決めて、子ども達に掲示をして知らせておく。2、今日あったことを黒板に書いて、思い出しやすくする。3、書くことがないという子どもには「体の働きをほめてみよう」と伝える。4、自分自身もほめ日記を書いて、ほめ言葉を増やしたり、ほめることのバリエーションを増やしたりする。

2023.7.23「トライアングルほめ日記を全国の小学校に広める会」第17回研究会

  • 開催日:2023年7月23日(日)
  • 時 間:14:00~16:00
  • 内 容:「トライアングルほめ日記」の実践報告と、意見交換

今回は、9名の先生方が参加してくださいました。以前に研究会に参加してくださった先生や、これからトライアングルほめ日記を始めようとされている先生など、いろいろな立場の先生が参加してくださいました。

「トライアングルほめ日記をやっていて、どんないいことがあるか?」という質問に対して「保護者が変わる。『もっとここを直そう』という要求が減る。『このままでいいんだよ』という人が増える。保護者の中には『理想とした子ども像を押し付けていたことに気付いた』という方もいる。」という話がありました。

また、特別支援を必要とする小学校3年生の児童が、ほめ日記を書いて「ときどきうまくいかないこともあるけど、上手にできるようになった。」「人に暴力をふるわなくなった。ぼくは、自分を変えたいんだ。」と書いた子がいたそうです。

参加者の感想は

Kさん・・・ほめ日記を書くと「どんな自分でも大丈夫」と思える。「あれができなかった、これができなかった」が減って、「今日も無事に過ごせて良かった。」と思える。昔はできない自分や、子どもを責めていた。どんなことも経験、くやしいことも経験。1回目からうまくいかないことは自然。挑戦したことがエライ!できないからダメじゃない!と子どもに声掛けできるようになりました。今日参加して、子どもの感想や保護者の反応の話が素敵でした。ほめ日記を書くタイミングや頻度を教えて頂けて勉強になりました。

Oさん・・・体験発表で「思い通りにできないこともあるけど、すごく成長した」という子どもの感想が心に残りました。自分のことを俯瞰的に見つめている、哲学的な眼差し。子どもであってもこのような見方ができる、自分の内側(命)から引き出せることに大変驚きました。

Nさん・・・今回も素晴らしい児童の声の数々を聞かせて頂き、感動しました。内在する素晴らしい力を表面化させる「トライアングルほめ日記」は、児童の命の尊さを自然と感じさせてくれる素晴らしい方法だと思います。

2023.4.23「トライアングルほめ日記を全国の小学校に広める会」第16回研究会

  • 開催日:2023年4月23日(日)
  • 時 間:14:00~16:00(LINEミーティングにて)
  • 内 容:「トライアングルほめ日記」の実践報告と、意見交換

今回は、8名の先生方が参加してくださいました。普通学級だけでなく、特別支援教室の担任や中高の先生も参加されて、それぞれの立場でどのように活用することがいいのか話し合いました。また、手塚先生から「日本は140カ国中、体の健康は1位なのに心の健康は137位。常に人と比較して、否定的な言葉を使っていると脳の老化が早くなるという研究報告もある。否定的な言葉は生命がイキイキしない。自分を喜ばせる(ほめる)と、脳がイキイキする。」というお話がありました。日本は諸外国に比べると、治安もよく、水道をひねれば美味しい水が飲め、電気もガスも十分にあります。教育も受けられ、豊かに暮らすことができます。しかし、鬱や精神的な病、いじめや自殺が多く、心は豊かとはいえないことが問題です。トライアングルほめ日記が全国の学校に広まり、「自分はこのままの自分でいいんだ!」と自信をもって言える子どもを一人でも多く育てていきたいなと改めて感じました。

参加者の感想は

Nさん・・・タブレットを使って授業の振り返りや感想を提出させています。教員が書いたほめコメントが嬉しいと、感想を提出した生徒がいて、ほめられることは、高校生でも嬉しいことなのだと改めて感じました。

Yさん・・・ほめ日記を小学1年生からスタートさせました。すごく喜んで「今日は書かないの?」と催促されるぐらい、子ども達は楽しんで取り組んでいました。保護者にも好評で、保護者からのコメントもしっかり書いてもらえて良かったです。

2023.1.29「トライアングルほめ日記を全国の小学校に広める会」第15回研究会

  • 開催日:2023年1月29日(日)
  • 時 間:14:00~16:00(Zoomにて)
  • 内 容:「トライアングルほめ日記」の実践報告と、意見交換

今回は、鹿児島から2名、東京から4名の先生方が参加してくださいました。鹿児島では小学校や、保護者向けの講座やお話をして、トライアングルほめ日記の良さを広めているそうです。

また、トライアングルほめ日記を書くと、どのようないいことがあるか?という質問に対して①文章を書くことが日常的になるので、理科の考察(自分の考え)がすらすら書けるようになった。②友達に対して暴力をふるってしまう子どもが落ち着いておとなしくなった。③自傷行為のある子が、6年生を送る会という学校全体の行事に立候補することができた。など、様々な具体的な事例が聞けました。これはほめ言葉によって、脳からホルモン伝達物質が出るので、前頭前野が活性化し、気持ちをコントロールする力が伸びるからと手塚先生が仰っていました。心が抑圧されている子は、何事にもめんどくさがり、暴力的になってしまうが、ほめ日記で心が解放され、親や教師からほめられることで、その子のもっている良さが出てくるそうです。「何歳になっても脳はいくらでも良くなる!トライアングルほめ日記を学校で書かなくなっても、社会に出て辛くなった時に『自分で自分をほめたらいいんだ!』と思い出して、乗り越えることができる。」ということも教わりました。

参加者の感想は

Fさん・・・手塚先生が「日本は欠点を指摘して頑張らせて、直すことが愛情だと思っている。子どもは度々怒られて、自信を失っていく。」と仰っていた。なるほどな!と思いました。何でも甘くするのではダメだと思いますが、いつもダメ出しばっかりされて、ほめることが少ないと、やる気がおきなくなると思います。子どもは大人より、命の声を脳に届けやすい。素直に聞いて、自分で自分の脳(考え方)を変えられる、それがトライアングルほめ日記だと思いました。

Yさん・・・皆さんの話やアドバイスを聞いて、子どもに書かせる日記のノートを買いに行きます。トライアングルほめ日記を実践することの意義や重要性に気付くことができました。早速、明日からほめ日記を始めます!

2022.10.23「トライアングルほめ日記を全国の小学校に広める会」第14回研究会

  • 開催日:2022年10月23日(日)
  • 時 間:14:00~16:00(Zoomにて)
  • 内 容:「トライアングルほめ日記」の実践報告と、意見交換

Zoomでの研究会も、今回で5回目になりました。今回も全国の方々と繋がることができ、とても素晴らしい時間になりました。今回は、鹿児島から2名、大阪から1名、埼玉から1名、東京から5名の先生方が参加してくださいました。

鹿児島や大阪でトライアングルほめ日記を保護者や教員に広める活動の実践報告を聞き、全国に確実に広まっているのだと改めて感じました。先生方の熱心な活動報告を聞き、やる気と勇気が湧いてきました。

参加者の感想は

Yさん・・・今日の研究会に参加して皆様の話からパワーをもらいました。鹿児島からの報告では「ほめ日記」の効果をアピールするためにも、日本の謙遜する文化を断ち切る、ほめることを自信をもってやる、ほめるとおだてるは違うことを強調することが大切だと再認識しました。また、東京の先生からのお話は「継続は力なり」で、毎日書くには帰りの支度の前に書くというルーティーンにしたアイデアは素晴らしいです。私も取り組もうと思います。また、「脳は主語を選ばない」つまり、人がほめても、自分がほめても同じ。だから、ほめられるのを待つより、自分でほめる。言葉は自分に返ってくるから、良い言葉を使うと良いことが返ってくる。欠点を克服するより自分をほめて、もっている力を認識すれば弱点や欠点を安心して見られるようになるという話が心に残りました。ほめ日記を書くときに、最初にほめ言葉を見てからほめることを考えるという逆転の発想も勉強になりました。今回も学びの多い研究会でした。

Iさん・・・名だたる先生方の素晴らしいほめ日記の実践を数多く知ることができ、改めてほめ日記のもつ力や、偉大な効果について再認識することができました。交流できて、嬉しさと驚きと感動を体験させてもらいました。是非、次の研修にも参加したいと思いました。自分自身も実践を発表し、皆さんから多くのほめ言葉を頂けて嬉しかったです。ありがとうございました!

Aさん・・・全国の先生方の実践とプラスの変化を聞いて、日本の教育界に一日でも早く、一校でも一教室でもトライアングルほめ日記が行われるように努めていこう!と確信しました。また、各先生方の創意工夫を出し合うことで、子ども達と楽しく継続できるヒントを得られ、この研究会の意義を感じられました。

Oさん・・・研究会でそれぞれの先生方の工夫が報告されて、それを受け止めた先生方がプラスのメッセージを重ねていくというポジティブな会でした。明日からもほめパワーを携えて過ごしていきたいです。

Sさん・・・ほめ日記の実践を全国の先生方が大切に実践されていたり、研究会などで素晴らしさを広めようとされていたり、いろいろな話を伺ってとても勇気をいただきました。同じ想いを共有できることは、私自身にとって大きな励みになりました。自分の良いところを、言葉だけでなく書くことで視覚化されることは、とても心に響くと思います。一緒に学年を組んでいる先生も、2年間毎日ほめ日記に取り組んでくださり、ときおり交換をしてお互いのクラスの子ども達にコメントを書いています。今、担任している6年生に、卒業の際に書き終えたノートをまとめてプレゼントしようと思います。

Yさん・・・研究会後の職員研修では、全国でトライアングルほめ日記を実践している先生がいることも伝えました。研修を行った学校の全職員で、トライアングルほめ日記が出来るように頑張りたいと思いました。

2022.7.24「トライアングルほめ日記を全国の小学校に広める会」第13回研究会

  • 開催日:2022年7月24日(日)
  • 時 間:14:00~16:00(Zoomにて)
  • 内 容:「トライアングルほめ日記」の実践報告と、意見交換

Zoomでの研究会も、今回で4回目になりました。Zoomでの開催も慣れてきました。今回も全国の方々と繋がることができ、とても素晴らしい時間になりました。今回は、鹿児島から1名、熊本から1名、奈良から1名、新潟から1名の先生方が参加してくださいました。

今回は中学校の先生も2名参加してくださり、「トライアングルほめ日記」の幅広い活用方法や、実践方法なども活発に話し合えました。また、どう進めていけばいいかの悩み相談、他の先生方の話を聞いての質問や意見交換など、2時間があっという間の研究会でした。

参加者の感想は

Yさん・・・今回も東京だけでなく全国様々な都道府県からの参加があり、Zoomで開催する良さを感じると共に、「トライアングルほめ日記」が全国に広がっていることを嬉しく思います。熊本の中学校での取り組みで、荒れた学校から落ち着いた学校となり、それをまとめた教育論文が文部科学省から表彰されたことは素晴らしいです。また、鹿児島で小学生へ講座をしたら、子ども達の表情が変わったとのこと。感動的です!パワーポイントでの説明は、分かりやすくみんなが「トライアングルほめ日記」を始めたくなると感心しました。手塚先生が「ほめ日記を先生自身が書くと脳の回路が変わり、子どもの良さが見えてくる。教師、子ども、保護者、みんなが喜び、笑顔になる。」こんな素敵なことは他にないと言っても過言ではありません。次回も楽しみにしています。

Nさん・・・今日は参加せてもらい、「トライアングルほめ日記」がどのように校内で行われているか知ることができました。先生方が、校内に広めようと非常に努力されていることに感銘を受けました。まずは、「トライアングルほめ日記」の本を読んで、知識を増やしていこうと思います。子どもや大人が変わっていくことが、今回の研修だけでも感じられました。2学期につなげたいと思います。ありがとうございました!

Aさん・・・先生方の取り組みをお聞きして「やっぱり、トライアングルほめ日記は素晴らしいな」と改めて感じ入りました。子ども達の頭で覚えた言葉ではなく、内から湧き上がってくる言葉の瑞々しさ。保護者からも、子ども達からも信頼を得て、教師冥利を満喫しておられる実践者の先生方に心からの賛辞を表したいと思います。「ほめ日記の拡散は、世の為、人の為、時代の為!」これからも頑張ります!

Tさん・・・先生方が日々継続して、自分自身や生徒、保護者にも熱心にほめ日記を実践されている取り組みを聞かせていただき、参考になりました。私も英語を教える中でも、「自分英語ほめ日記」や「ポジティブな英語の言葉掛け」にも取り組んでいき、ほめ日記の種を蒔いていきたいと思いました。ありがとうございました。

2022.4.24「トライアングルほめ日記を全国の小学校に広める会」第12回研究会

  • 開催日:2022年4月24日(日)
  • 時 間:14:00~16:00(Zoomにて)
  • 内 容:「トライアングルほめ日記」の実践報告と、意見交換

Zoomでの研究会も、今回で3回目になりました。直接会えない寂しさはありますが、やはり全国の方々と簡単に繋がれることはとても素晴らしいと思います。今回は、鹿児島から2名、神奈川から1名、茨城から1名、東京から2名の先生方が参加してくださいました。

参加者9人のそれぞれの実践方法や、どう進めていけばいいかの悩み相談、他の先生方の話を聞いての質問や意見交換など、2時間があっという間の研究会でした。

参加者の感想は

Yさん・・・全国の先生方と「ほめ日記」について話し合える機会があるって素晴らしいと心から感じました。先生方の実践を聞いてたくさんパワーをもらいました。自分の学校にほめ日記を広め、「自分のことが大好き!」と胸を張れる子どもを育てます。

Gさん・・・特別支援で課題のある子ども達に、教師としてどう接していくべきか考えるきっかけになりました。手塚先生はじめ、他の先生方の話を聞くことができ、改めて勉強になりました。

Tさん・・・去年1年間を通してほめ日記を実践して、素敵だなと実感していましたが、それを今度は自分が主となって実践を重ねていくことに対して難しさがあるのではと不安もありました。今日の研究会を通して、皆さんの報告を聞き、「もっと自分もやれるぞ!やりたい!」と勇気が湧いてきました。

Aさん・・・1クラスでも、1校でも多く取り組んでもらえるよう、オファーを頂いた学校で精一杯「ほめ日記講座」をしていこうと決意を新たにしました。教員を辞めても、学校へお伝えできる機会を頂いている私には使命があるのだと思います。

Yさん・・・研究会では皆さんの実践を聞き、また明日からのエネルギーをもらいました。「ほめ日記」をしていたからこそ、「我が子が宝物だ」という言葉を引き出せたことが印象的でした。幸せな親子が増えることは素晴らしいですね。

2022.1.23「トライアングルほめ日記を全国の小学校に広める会」第11回研究会

  • 開催日:2022年1月23日(日)
  • 時 間:14:00~16:00(Zoomにて)
  • 内 容:「トライアングルほめ日記」の実践報告と、意見交換

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今回もZoomという形で3ヶ月ぶりに開催しました。参加者の近況報告や、トライアングルほめ日記の実践報告などを行いました。今回は、鹿児島から2名の方が参加してくださいました。いつも東京で研究会を開いているので、Zoomで開催することにより遠方の方と交流できるのはとても素晴らしかったです。

それぞれの実践を交流し、改めてほめ日記がもたらす子どもへの効果を確認しあいました。最後に記念撮影をし、終始和やかに会は進行しました。

2021.10.17「トライアングルほめ日記を全国の小学校に広める会」第10回研究会

  • 開催日:2021年10月17日(日)
  • 時 間:14:00~16:00(Zoomにて)
  • 内 容:「トライアングルほめ日記」の実践報告と、意見交換

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、前回からほぼ1年間開けていなかった研究会ですが、今回はZoomという形で久しぶりに開催できました。

 参加者の近況報告や、トライアングルほめ日記の実践報告などを行いました。コロナ禍で、毎日マスクをして過ごす日々なので、子ども達の表情もあまりわかりにくく、コミュニケーションも希薄になりがちな昨今。いつ終わるかわからないこの現状に不安を抱えている人も多いでしょう。こんな今だからこそ、自分で自分をほめ、心と脳に前向きなパワーが必要です。改めて、子どもも大人も「ほめ日記」が大切だということを確認しました。

 

2020.9.20「トライアングルほめ日記を全国の小学校に広める会」第9回研究会

  • 開催日:2020年9月20日(日)
  • 時 間:14:00~16:00
  • 場 所:喫茶室ルノアール四谷店 会議室
  • 内 容:「トライアングルほめ日記」の実践発表と質疑応答。「ほめ日記」ミニワーク
  • 持ち物:書籍「トライアングルほめ日記」、筆記用具

 第9回目の研究会は、参加者が全員で9名でした。吉田 絵理子先生よりほめ日記を国語や道徳の授業で実践していること、帰りの会などでの活用方法など具体的な実践をお話していただきました。福井 裕子先生からは、導入方法やどの時間帯に書くと子ども達が書きやすいか、またほめ日記を書くことが苦手だった児童がどう変容したかなどのお話を伺いました。最後に「ほめソング」を歌い、心や体にパワーを送り、和やかな研究会になりました。

参加者の感想は

Nさん・・・教育現場で信念をもって「トライアングルほめ日記」を実践されている先生方のお話をお聞きできて元気になりました。中高生の自己尊重感のなさに無力感を感じることも多々ありますが、頑張って実践していきます!

Fさん・・・ほめ日記を実践されている方々は、ほめるポイントを見付けるのがとても上手で、ほめ言葉をたくさんもっているのがとてもいいなと思いました。ほめ日記を広めていくことで日本社会の在り方を変えていこうとしている手塚先生の考えがとても素晴らしいと思いました。今、通級指導で担当している子に字を書くことに心理的負担をもっていたり、学習意欲を失ったりしている子がいます。ほめ日記の考え方や方法を取り入れることで字を書くことや自分で自分を認めてあげることの楽しさを発見させてあげたいです。自分にも頑張っていること、いいところがあるということ、良いところを見付けて伸ばしていけるよう、ほめ日記に取り組もうと思いました。

 

Yさん・・・実践を聞いたり、実際の子どものノートを見ることができてとてもよかったです。担任としてまだ慣れないことが多く、悩んだり落ち込んだりすることもありますが、今日の研究会で前向きな気持ちになることができました。まだ、ほめ言葉のボキャブラリーが少ないのでこれから増やしていきたいです。今日、初めてほめ日記を書き、少し恥ずかしかったですが、それは「ほめ言葉は自分にではなく、相手に言うもの」と思って過ごしてきたからだと感じました。クラスでできそうなことから、徐々に学年や保護者も一緒に取り組んでいきたいです。帰りにノートを買い自分でもほめ日記を書いていきたいです。

 

Gさん・・・全員の日記を見るのは大変そうだと思いましたが、やり続けられたら教師自身も楽しくなるのだろうと思いました。帰りの会で実践していることをやってみたいと思いました。しっかり勉強をし、自分をほめられるようになって、学校でほめ日記を実践していきたいと思いました。

 

Aさん・・・ほめ日記を実践することで教師も変わり、保護者も変わるということがわかりました。ほめ日記で暴力や言葉遣いの悪さなどが減ったという実践例を聞いたので、自分のクラスもそうなってほしいと思いました。また、今のクラスに「自分のことが嫌い」という子がいるので、好きになって、自信をもてるようにほめ日記を続けていきたいです。トライアングルほめ日記を始めてまだ2週間ですが、いつも注意される子が嬉しそうな顔をしてくれたので、今後も続けていきたいです。普段から「それ、いいね!ほめ日記に書けるね!」と声掛けをして、書く視点を広げていこうと思います。手塚先生の「失敗してもよいところはなくならない。怒られても、よいことろはなくならない」という言葉も大切にしていきたいです。

Gさん・・・褒め方、叱り方は教師の永遠のテーマだと思います。今日参加して、「まだまだ私は生徒を褒めていなかったなぁ」と思いました。日本の子どもが幸福感が低いのはここに原因があるのかなと思いました。日本では「自画自賛」は「自己評価が高すぎる」と否定的に捉えてしまう。「自分を褒めていいの?」と思ってしまうが、場の雰囲気が温かくなるし、とてもいい取り組みだと思いました。子どもが書きたいと思わせるのは、「教師のコメント」と「周りに紹介する」ことが大事だと思いました。実践していきたいです。

 

 

2020年1月25日

日教組第69次 教育研究全国集会が広島で行われました。

吉田絵里子教諭が参加されたので、以下に報告を載せます。

 

広島の全国大会は、広島県立総合体育館大アリーナがいっぱいになるくらいの教員が集まりました。報道によると9000人だそうです。

分科会は24ありました。私が参加したのは、第11分科会は、自治的活動と生活指導です。小中高合わせて36の実践報告がありました。

熱心な意見が交わされました。他の発表の中でも自己肯定感という言葉がよく出てきました。まずは、まわりの大人や友達からほめることで育っていくという意見がありました。自己肯定感を育むことが大切という認識が広まってきていると感じました。

私のレポートの質問は、

1:家庭の協力が得られない場合はどうするか?

2:書けない子への支援

3:よいことばかりで悩みを打ち明けられないのではないか?

大きく分けて3つでした。

良い取り組みだと本を買ってくださる先生もいました。

これをきっかけに「トライアングルほめ日記」が広まっていくのを感じました。

 

私は、「トライアングルほめ日記」の実践を13年続けています。いじめがなくなり、明るくて優しい子どもが増えますし、保護者の方々から信頼されるので苦情が全く来ません。
「ほめ日記」は、自分をほめることだけを書くので、初めのうちは、自分をほめることに抵抗があるかもしれません。特別なことばかりではなく、当たり前をほめるのが「ほめ日記」なので、続けていくうちに当たり前のことを当たり前にできることの素晴らしさに気が付きます。
日記指導をしている先生方は、日記を「ほめ日記」に変えるだけですぐ始められます。
子どもが書いた「ほめ日記」に先生がほめるコメントを書く、さらにお家の人もほめるコメントを書く、子どもは先生にもお家の人にもほめられて大喜びです!
先生もお家の人もわかってくれたと子どもは安心します。先生との関係も、親子関係も良くなります!
いいことづくめの「トライアングルほめ日記」を是非一緒に始めましょう!

 

2019.11.23「トライアングルほめ日記を全国の小学校に広める会」第8回研究会

  • 開催日:2019年11月23日(土)
  • 時 間:14:00~16:00
  • 場 所:喫茶室ルノアール日本橋高島屋前店 会議室
  • 内 容:「トライアングルほめ日記」の実践発表と質疑応答。「ほめ日記」ミニワーク
  • 持ち物:書籍「トライアングルほめ日記」、筆記用具

 2019.11.23 「トライアングルほめ日記」研究会から

第8回目の研究会では、吉田 絵理子先生よりほめ日記を道徳の授業で実践し、児童の発言などを教えていただきました。また、以前研究会に参加された方にその後の変化などを伺いました。

その後、全体で「ほめ日記を取り組んでみて」というテーマで話し合いをしました。最後に、ほめ日記の創始者である手塚千砂子先生から、「ほめ日記の基礎基本、ほめ日記のもっている力」などを伺いました。

 

ほめ日記の基本

〇 当たり前のことをほめる

× 当たり前のことでもいいからほめる

当たり前と思うことをほめ続けていくと、ある日突然、考え方などに変化が訪れる。どんな年齢になっても、ほめることは「脳が喜ぶ」こと。

どういう自分になりたいか、自己像をもつことが大切。そのために、短期目標と長期目標を立てる。

ほめ日記で「今」だけでなく、「過去・未来が変わる」今、現在が幸せだと感じられたら、過去の苦しみや未来の不安がなくなる。

日本の社会は「人を大切にする」ことばかりを教えてきた。これが間違い。

「自分を大切にする」ことが先。

参加者の感想は

Mさん・・・いくら書いていてもこれでいいのかわからなかったのですが、ありのままでいいことがわかりました。「当たり前」をほめることが大切だと学びました。今日から、またほめ日記を再開したいです。なりたい自分もすぐ浮かびました。

 

Fさん・・・手塚先生から改めて、ほめ日記の素晴らしさ、ほめ日記にしかないパワーを知れてよかったです。どんなことがあっても「めげない、希望をもつ!必ず変わると信じる!」を心に置いて頑張りたいと思いました。「人間の生命には、無限の可能性がある」という言葉がとてもよかったです。

 

2019.8.25「トライアングルほめ日記を全国の小学校に広める会」第7回研究会

  • 開催日:2019年8月25日(日)
  • 時 間:14:00~16:00
  • 場 所:喫茶室ルノアール四谷店貸会議室
  • 内 容:「トライアングルほめ日記」の実践発表と質疑応答。「ほめ日記」ミニワーク
  • 持ち物:書籍「トライアングルほめ日記」、筆記用具

 2019.8.25 「トライアングルほめ日記」研究会から

第7回目の研究会では、吉田 絵理子先生よりほめ日記を実践し、気になる児童の変化を具体的に教えていただきました。また、福井裕子先生より、導入方法、子どもの変容、ほめ日記をやってみて困ったときの解決方法などをお話ししてもらいました。

参加者の感想は

Nさん・・・ほめ日記を始めて間もなかったので、一から学びたいと思い、参加せていただきました。「脳は主語を選ばない」という言葉が本当に心に残りました。子どもが書いた文章を読んで、教師も保護者も気持ちよくなっていくのかもしれないなと感じ、2学期以降もしっかり行おうと思いました。子ども達が前向きに生活できるようになるために、大人が変わる必要があると思います。「トライアングルほめ日記」を実践させていただき、保護者のほめ言葉のコメントが増えていると感じています。普段、集団の中で一人一人をほめてあげることがなかなかできないので、私自身もほめ日記を通してたくさんほめて、認めていきたいなと思います。

 

Sさん・・・同じ想いや志をもった先生方のお話を伺うことができ、学びの場になりました。「ほめる」ことが学級経営や授業の中で大切であることを実感しました。今年は1年生の担任なので、2学期から「トライアングルほめ日記」を行おうと思います。以前取り組んでみて、子どもが変わる、保護者が変わる、自分が変わるということを実感したので、今からとても楽しみにしています。ありがとうございました。

 

Uさん・・・それぞれの学校で実践されている活動によって、子どもも保護者も担任も生き生きしていく様子が伝わってきました。「トライアングルほめ日記」を広めていこうという熱意を強く感じました。まず、自分自身が短い文でも始めてみること、手塚先生のご著書を読んで実践します。

 

Kさん・・・ほめ日記の素晴らしさをより深く確認することができました。学級経営に生かすためには、まず自分自身がほめ日記を実践して、その効果を実感することが大切との話がありました。わたしもほめ日記に救われたので、その素晴らしさを子どもや保護者に伝えられると思います。それから「怒る」という言葉を無意識に使っている自分に気が付いたことがよかったです。子どもに「伝える、アドバイスする」ということを自分が意識して2学期から実践していきたいです。あと、若手にすすめる視点もわかりました。いつも帰りの会にほめ日記を書いていたので、その時間帯を工夫して落ち着いて書けるようにしていきたいです。学級だよりを毎週発行しているので、ほめ日記を載せて保護者にもつたえていきます。

 

 

 

2019.5.12「トライアングルほめ日記を全国の小学校に広める会」第6回研究会

  • 開催日:2019年5月12日(日)
  • 時 間:14:00~16:00
  • 場 所:日本橋 嶽肩ビル貸会議室
  • 内 容:「トライアングルほめ日記」の実践発表と質疑応答。「ほめ日記」ミニワーク
  • 持ち物:書籍「トライアングルほめ日記」、筆記用具

 2019.5.12 「トライアングルほめ日記」研究会から

第6回目の研究会では、吉田 絵理子先生よりほめ日記を実践し、児童や保護者の変化を具体的に教えていただきました。また、福井裕子先生より、導入方法、子どもの変容、ほめ日記をやってみて困ったときの解決方法などをお話ししてもらいました。

参加者の感想は

Wさん・・・新しい出会いがあり、嬉しいです。まず今日から自分もほめ日記を書きたいと思いました。それと、会社で上司にダメ出しばかり出されている夫にもほめ日記をすすめます。私は音楽専科なので、音楽の授業の中や、練習中にも「ほめ言葉」をお互いが言えるように「ほめ言葉」を音楽室に貼りたいと思いました。

 

Iさん・・・実践報告を聞くことができてよかったです。実物のノート、先生方のほめ言葉はとても参考になりました。そしてなにより、「大人自身、自分自身もほめましょう」というところが心に響きました。福井先生がご自身の実践を発表しているときに、とてもイキイキとしていて、先生自身が楽しく、幸せなんだろうなと伝わってきました。若い先生が職場にとても多いですが、自信をもてずに暗い顔をしている人がほとんどです。まず、先生方をほめることから始めて、みんなでほめあえる職場にしていきたいです。そして、先生を元気にしたら、子ども達にも広めていきたいと思いました。

 

匿名さん・・・大人も子どもも、自分をほめることに最初は慣れていない(抵抗がある)けれど、ほめられるようななれば自分が変わり、組織も変わるということがよくわかりました。夕食後にほめ日記タイムをやってみたいと思います。とてもよい会でした。

 

匿名さん・・・まず、心が温かくなってきました。先生方の体験談や、今現在実践していらっしゃることを聞き、自分がやっているのかのように嬉しい気持ちになりました。人をほめる前に、まず自分をほめることがどんなに大切なことか改めてよくわかりました。普段は自分のことよりも、人ばかりほめていますが、まずは自分。一言でもいいからほめ日記を毎日続けていきたいです。

 

 

 

2019.2.3「トライアングルほめ日記を全国の小学校に広める会」第5回研究会

  • 開催日:2019年2月3日(日)
  • 時 間:14:00~16:00
  • 場 所:喫茶室ルノアール四谷店貸会議室
  • 内 容:「トライアングルほめ日記」の実践発表と質疑応答。「ほめ日記」ミニワーク
  • 持ち物:書籍「トライアングルほめ日記」、筆記用具

第5回目の研究会では、吉田 絵理子先生より「保護者会でもほめ日記」という話をしていただきました。保護者自身が、自分自身をほめることで「ほめ日記」のよさを知ってもらうのがねらいです。また、福井裕子先生より、クラスで実施したQUアンケート(学校生活における満足度と意欲、学級集団の状態を調べることができる質問紙)について話をしてもらいました。「ほめ日記」に取り組む前と後では、クラスの中での満足度や、意欲が上がり、友達に対しても優しい行動ができる子どもが増えるという結果でした。

参加者の感想は

Nさん・・・温かみのある会をありがとうございました。実際に自分で自分をほめることをやってみて、自分をほめるボキャブラリーの少なさに驚きました。会の中での会話でも、気付けばついつい遠慮をするような否定的な言葉が出てしまう自分がいて、今変わるべきなんだなと確信しました。先生方の実践は、やれそうなことばかりでした。まずは、自分でほめ日記を書きたいと思います。

 

Yさん・・・ほめ言葉の力を改めて感じました。自分で自分をほめ、当たり前に感謝できる毎日が送れるように頑張りたいと思いました。苦手なこと、もっと頑張らないといけないことはいくらでも思い浮かぶのに、自分をほめることができないのは、自分でも残念に思いました。自分と向き合えていないということかもしれません。まずは、ほめ日記をやってみようと思います。「トライアングルほめ日記」について、身近なところから広めたいと思います。自分で自分をほめたことがないので、まずは実践してほめ言葉に慣れていきたいです。

 

Yさん・・・まずは、自分をほめることから始める。それが大切だということがわかりました。ほめ日記が大人から始まったことを知り、これが介護の世界にも広がっていくと良いと思います。具体的な話を伺うことができ、大変よくわかりました。ほめ言葉の一覧表を見ながら、とにかく自分をほめる文を書いてみます。今日、ワークをしてみて、意外なほどほめる言葉が出ていませんでした。まずは実践!!今日からノートを買って書き始めます。今まで使っていたのが5年日記だったので、それは記録用の日記として別の日記にほめ日記をつけたいと思います。また、研究会に参加したいと思いました。ありがとうございました。

 

Iさん・・・日本の教育に一番欠けている人間観、教育観を学べました。自分自身の課題ともつながっていてほめ言葉の力を再認識しました。子ども自身が自分と向き合ったり、自分の感情を書く機会が学習指導要領になくなり、このことが自己発達力を引き出すうえでも重要だと考えています。教師、親、大人には「ほめ日記」でいいと思うのですが、子どもは自由に書ける日記が良いのでは?と疑問は残っています。個の尊厳を確立し、尊重しあう関係作りが大切ですね。

 

2018.10.28「トライアングルほめ日記を全国の小学校に広める会」第4回研究会

  • 開催日:2018年10月28日(日)
  • 時 間:14:00~16:00
  • 場 所:喫茶室ルノアール四谷店貸会議室
  • 内 容:「トライアングルほめ日記」の実践発表と質疑応答。「ほめ日記」ミニワーク
  • 持ち物:書籍「トライアングルほめ日記」、筆記用具

 2018.10.28 「トライアングルほめ日記」研究会から

第4回目の研究会では、東京都児童文化全国大会(都児研パネルシアター部)の吉田 絵理子先生による「トライアングルほめ日記」の1年生への導入授業の模擬授業、福井 裕子先生の学校現場での取り組みのお話がありました。

また、大貫政江先生の「学級活動」の授業の指導案(単元名 自分が好き~自分をほめましょう~)が紹介されました。

 

参加者の感想は

Kさん・・・初心に戻って勉強できました。「トライアングルほめ日記」を実践して保護者の方々や管理職の先生方にお褒めの言葉をいただきました。今後、私自身もほめ日記をつけていきます。

 

Iさん・・・ほめ日記の導入の仕方を伺い、子ども達に分かりやすく、響くだろうなと、やってみたくなりました。ほめ日記の日頃の取り組みについて具体的にアドバイスを頂き、助かりました。私自身もほめ日記を実践していきます。「トライアングルほめ日記」を実践して、子ども達はとても嬉しそうです。楽しみな時間になっているようで、何を書こうか考えながら生活しています。私も子ども達とのつながりの一つとして大切な手段になっていて、学級経営に役立っています。これからはもっと子どもの日記を発表する時間を確保して、内容が充実させていきたいです。

 

 

2018.8.20「トライアングルほめ日記を全国の小学校に広める会」第3回研究会

  • 開催日:2018年8月20日(月)
  • 時 間:14:00~16:00
  • 場 所:喫茶室ルノアール四谷店貸会議室
  • 内 容:「トライアングルほめ日記」の実践発表と質疑応答。「ほめ日記」ミニワーク
  • 持ち物:書籍「トライアングルほめ日記」、筆記用具

 2018.8.20 「トライアングルほめ日記」研究会から

第3回目の研究会では、東京都児童文化全国大会(都児研パネルシアター部)の吉田 絵理子先生による「トライアングルほめ日記」の1年生への導入授業の模擬授業、福井 裕子先生の学校現場での取り組みのお話がありました。

3回目の研究会では、児童文化手法の1つであるパネルシアターを使って行いました。「東京都児童文化研究発表大会」2018年10月5日(金)13:00~ 葛飾区立鎌倉小学校(1年2組)で吉田 絵理子先生が授業を行います。ぜひご参加ください。

・校内10クラスで「トライアングルほめ日記」に取り組んでいる。

・校内での研修(OJT)で「ほめ日記」の紹介をした。職員室では、「ほめられたら、ありがとう」が浸透し、和気あいあいとした雰囲気となってる。

・クラスで「ほめ日記」を続けるためには、週3回15分程度ほめ日記を書く時間を確保。(月、水、金)

・他の子たちの参考になりそうなほめ日記を最初の5分で紹介している。(子どものモチベーションアップに もなる)などが話し合われました。

 

参加者の感想は

Hさん・・・以前、ほめ日記を書いているときは、嬉しい気持ちや、心震える感覚があったのですが、書いていないとそれは実感できないのだなと改めて分かりました。まずは、自分をほめる!また、ほめ日記を書き始めたいと思います。そのことで、今悩みの種の思春期の息子に対する言葉かけが変わることを期待しています。久しぶりのわくわく感に今日来てよかったと思います。具体的な取り組み方を教えていただいたので、チャンスがあればやってみたいと思います。ほめ要素を取り入れた授業もしていきたいです。

Fさん・・・ほめ日記を始める前に、ほめ日記のねらいや、効果具体的に知ることができてとても勉強になりました。まずは自分自身をほめることや、ほめることに慣れることが大切だと感じました。模擬授業もしていただき、子どもにどのような指導をしていけばよいか見通しがもてました。まずは、月・水・金で実践していきたいです。子どもが書いたものも、クラス全体に向けて読むなどしてシェアして、効果を高めていきたいと思います。まずは自分自身が楽しんでほめ日記を書き、子ども達にも自分自身をほめることは楽しいことであり、幸せなことであることを伝えていきたいと思います。

Hさん・・・ほめ日記を始める時の導入の仕方がいつも不自然な感じになっていました。今日、パネルシアターの導入方法を見て、子どもが楽しみながら始められると思いました。2学期からほめ日記をスタートします!自分のことをほめたい気持ちが高まりました。ほめ回路を作り、生き生きと仕事がしたいです。また、学級経営の軸にほめ日記をすえ、子ども達の関係をよくしていきたいです。実践を校内で広げられるように、実践記録も作っていきたいと思います。今日は参加できて本当によかったです。



2018.5.13 「トライアングルほめ日記を全国の小学校に広める会」第2回研究会

  • 開催日:2018年5月13日(日)
  • 時 間:14:00~16:00
  • 参加費:2,000円
  • 場 所:喫茶室ルノアール市ヶ谷駅前店貸会議室
  • 内 容:「トライアングルほめ日記」の実践発表と質疑応答。「ほめ日記」ミニワーク
  • 持ち物: 書籍「トライアングルほめ日記」、筆記用具。

2018.5.13 「トライアングルほめ日記」研究会から

 

第2回目の研究会では、大貫 政江先生のほめ日記効果の体験談や、吉田 絵理子先生、福井 裕子先生の学校現場での取り組みのお話がありました。「日本は謙遜文化なので、褒めること、褒められることが学校だけではなく社会的にも少ない」という話題が出ました。

参加者の感想は

Hさん…ほめられることはいくつになっても、嬉しいです。しかし、今の日本はあまりほめる声掛けをしていません。今日参加して改めて会話の中でほめ言葉が出てこないなと感じました。当たり前のことを言っていても「いいね」「がんばったね」「すごい!」と言えるようになりたい。そのためには、自分をほめることが大切だと感じました。大人の意識を変えることも大切ですが、まだ頭の柔らかい子どもたちに自分をほめることを身に付けてあげたいなと思いました。日本の子どもたちが、自分も相手もほめられる素敵な大人になってくれると、今抱えている問題も少しずつ減りそうだと感じました。「トライアングルほめ日記」では保護者や子ども達とよい関係が築け、学級経営がとてもやりやすくなるだろうなと思いました。

Sさん…初めてほめ日記を知り、やってみたときは「子どもや保護者のため」という思いが強かったですが、今日の研究会でお話を聞かせていただき、「まずは自分をほめることを習慣にする」ということの大切さを感じました。自分が変わることで自然と周りにも伝わると思うので、「まずは自分」を大切にしていきたいです。今まで、低・中学年では「トライアングルほめ日記」を実践してきましたが、高学年ではまだやったことがありません。今日のお話を参考にさせていただき、今後の実践につなげていきたいです。

Gさん…手塚先生が「ほめることは、生命が望んでいる」という言葉は胸に響きました。先生方の体験談や、意見を聞いて「ほめること」を意識していこうと思いました。「空が青いから幸せ」「仕事を頑張っているから、えらい!」など、身近なことから始めたいと思いました。

Nさん…「自分のことをほめる」「当たり前のことに感謝する」など、実体験を伺ったことで大切さを感じることができました。周りよりも、まずは自分をほめて、認めていくことを実践していきたいと思いました。参加されている先生方は皆さん生き生きとされていて、こんな先生だったらいいなぁと思いました。自分の日常が、ほめ回路ではなく、「責め回路」になっていることがわかり、ひとつひとつほめ回路に変えていくことで、子どもたちへの関わり方も変えていければと思いました。


2018.2.11 「トライアングルほめ日記」研究会のお知らせ
◆開催日:2018年2月11日(日)
◆時 間:14:00~16:30
◆定 員:18名
◆参加費:2,000円
◆場 所:東京都目黒区目黒本町5-22-11 目黒区向原住区センター 
◆内 容:「トライアングルほめ日記」の実践発表・質疑応答
子どもたちに自己肯定感(自己肯定感)を育てるには、どうしたら良いでしょうか?
簡単に取り組めて効果抜群なのが自分をほめる「ほめ日記」です。
子どもが「ほめ日記」を書き、担任の教師と保護者が「ほめコメント」を書く、「トライアングルほめ日記」という実践を提案します。
著者の話や参加者との交流で、実践を深めましょう。
◆申し込み:事務局海老澤までメールでお知らせください。

2018.2.11 「トライアングルほめ日記」研究会から
 第1回目の研究会では、参加者の皆様から「トライアングルほめ日記」を実施しての感想等を発表しあいました。効果としては、
「気になる子がとても成長してきた。」「苦情が多かった保護者とも温かい関係ができた。」など多くのことが出されました。
  会のおわりには、手塚共同代表から、教師自身が、「ほめ日記」を書くこと、それにより、児童への指導の仕方が具体的にわかってくる・・等の指導がありました。
                                                 参加者の感想は、
初めてお会いする先生方なのに、「トライアングルほめ日記」をやっているという共通項があるので、自然と自分のことや実践していることをお話しできました。とても温かい時間を過ごすことができました。担任、子ども、保護者で実践する意味を改めて実感できたり、自分も書くことで、振り返ることができる「魔法のパワー」を得ることができることを知ったり、とても勉強になりました。また、皆さんとお話しできることが楽しみです。Oさん        「トライアングルほめ日記」の実践をきけて、とても勉強になった。また、楽しかった。自分の学級の子どもたちと、もっと楽しく「ほめ日記」を書いてきたい。Nさん
「ほめ日記」を実施している先輩方のお話を聞くことができて、「ほめ日記」の力をさらに実感できました。Iさん                                  自分のことを好きになるためのものさしが、他者評価だったと思いました。自分自身で自分を認めてほめて、心の底から自分を愛せる人になりたいと思います。そして、その気持ちを子どもたちにも味わわせたいので、今後も「ほめ日記」を続けていきたいです。Wさん

 

2018.1.28 「トライアングルほめ日記を広める会」の集い開催
三重県で
<「トライアングルほめ日記を広める会」の集い>
が行なわれます。お近くの先生方、ぜひご参加ください。

◆開催日:2018年1月28日(日)
◆時 間:10:00~12:00
◆会 場:四日市市・なや学習センター
    会議室2
◆参加費:2000円

◆講 師:大貫政江
   「トライアングルほめ日記」共著者
   元東京都公立小学校教員

◆主催:セパ三重 (お申込み・お問い合わせ)
◆Email:sepamie@yahoo.co.jp

「トライアングルほめ日記」の集いin三重県四日市(大貫 政江)

1月末、セパ三重の情熱的なみなさまのご尽力により、市内「なや学習センター」(学校を利用した施設)において「トライアングルほめ日記」の集いが開催されました。

小学校や中学校の先生たち8名が参加してくださいました。講師は、昨年まで都内小学校で担任をしていた私が務めさせていただきました。(1)「ほめ日記」とは何か?(2)私にとっての「ほめ日記」効果(3)「トライアングルほめ日記」とは?(4)実践の成果について(5)参加者による「ほめ日記」ワーク(6)質問タイム…といった流れで進行させていただきました。

私と「ほめ日記」の出会いや効果を語る際に、どうしても外すことができないのは次男陵平の自死に関連する一連の出来事です。17年以上経過していても、語り始めると当時のさまざまな感情が湧き上がってきてしまいます。それでもなお腐らずに生きて、教育現場で実践を重ねてこられたのは、一つには大切な息子が私の心にずっと生き続けてくれたこと、もう一つは「ほめ日記」「トライアングルほめ日記」というアイテムが弱った私をずっと支え続けてきてくれたからだと感じています。そんな話をゆったりと聞いていただきました。「トライアングルほめ日記」についての話になると、当時担任していた子どもたちの表情やエピソードが思い出され、活力のある自分自身に戻っていくのが感じられました。2時間という短い時間の中で、私自身不思議な体験をさせてもらった気がしています。

ありがたいことに、参加者のみなさんは、深く聴き入ってくださっている様子でした。終了後のアンケートの一部を紹介させていただきます。

•自分をホメるって難しいですね。照れるというか、謙遜というか…とは言え、子どもたちには自分に自信を持って成長してほしいと思うので、まずは自分から…ですね(と思える自分をホメます)
•社会や学校では同調圧力がどんどん強くなっている気がします。こうあらねばならない…というしばりから乗り越こえていくためにも、この「ほめ」の視点は、有効なのかなと感じました。
•大貫先生のイキイキとした笑顔、お話にとっても前向きな力をいただきました。中学校で担任をしていますが、もっと子ども一人ひとりの内面と深く関わっていきたい、そのためにこのほめ日記やほめることの大切さを感じました。ほめ日記の実践へつなげられるかは心配ですが、子どもが自分をまるごと受け入れられること、他者を認められることが、これから生きていく子どもたちの根っこの部分だと思うし、そこをこそ育てられる教師になりたいので、今後も勉強させてもらえたらと思います。
•今日参加できてよかったです。まず自分が始めてみたいし、学校の子どもたちや先生、保護者にも広めていきたいな。できることから。
•プラスメッセージを子どもたちに毎日伝えているけれど、なかなか自分に自信が持てないでいる子どもたちがいます。自分で自分をほめる「ほめ日記」にチャレンジしてみようと思いました。
•とてもとてもいいお話で、もっと他の方達にも聞いていただきたかったなと思います。ぜひ四日市の先生方に聞いてもらえる場をもう一度作っていただきたいです。大貫さんがお子さんの話をしていただいている時、話すたびに自責の念もわき上がってみえるだろうに話をしてくださるのがとても有難いです。
•「ほめる」ことを心がけているつもりでもいつの間にか「できた」ことだけをほめている自分に気づかされました。子どもたちはもちろんのこと自分に対しても「ほめ日記」が書けるといいと思いました。

また、後日「トライアングルほめ日記」をスタートしたという嬉しいご報告もいただきました。
•読み聞かせ(「ぼくは・わたしはたいせつないのち」)をして取り組み始めました。次の金曜日に持ち帰り読んでもらう予定です。学級通信で知らせました。とにかくやってみます。(小学校の先生より)
•同僚の若い○○先生が「ほめ日記」を書き、私がコメントを書いています。 ○○先生は、自分のクラスで「ほめ日記」を取り組んでいます。○○先生は、生徒たちが書いてきた「ほめ日記」を楽しそうにみています。(中学校の先生より)

2018.2.26

2017.12.7 宮古島での講演会

先日、本屋さんで「トライアングルほめ日記」が並んでいるのを見ました。みなさんのところへも届いているのかなあと思うと嬉しくなりました。
手塚千砂子が、沖縄県の宮古島での講演会を行いました。「トライアングルほめ日記」が全国に更に広がっていく喜びを感じています。
今後、三重県でも講演が予定されています。

手塚千砂子が沖縄・宮古島で講演。「トライアングルほめ日記」についても説明しました。(2017年10月16日)